誰かを、自然を犠牲にしながらまわっている今の世の中。利権や経済効果で動いている限り、人同士や自然との調和にもとづいた世の中になることは、なかなかむずかしい。人と人、人と自然とが共生できないままでいれば、地球の上に生きるいのちそのものが脅かされていく、それは分かっている。なのに、世の中はなかなか変わらない・・今の大人たちを変えることよりも、これからの人たちが環境や平和について、ほんとうに考えた世の中をつくっていくことの方が、早道なのかもしれないと思うのです。
この上映会を企画したメンバーの何人かにはこどもがいます。将来の世の中をつくっていくこどもたちが、「自分さえよければ」というのでなく、人や自然と調和して生きることの方が楽しい、気持ちがいい、と感じられるように育てたいと願っています。ネイティブの人たちはなにかをする時に「7世代のことまで」考え、それをするべきなのかどうかを判断するのだといいます。目先の利益のためでない選択ができるような人が出て来るためには、家や学校で「地球の上に生きるひと」として必要なことを教えることがなのではないでしょうか。この映画もそんなひとつのきっかけとなれば、とてもうれしいです。
高校生のみなさんにはまず、今の世の中に、矛盾があることを知ってほしい。そして、あきらめてしまうのでなく、「じゃあ、自分はどんな世の中になることを望んでるんだろうか」と考えてみてほしいのです。実際に北杜市には、石油や原発に頼らないことを暮らしの中にとりいれている人もいます。そんなこともみなさんに紹介したいのです。多くの人が考え始めれば、世の中は変わって行きます。世の中・・といっても、それは結局、ひとりひとりの人がつくっているのですから。
※北杜高校、甲陵高校のみなさんには、ちらしを全員配布しました。
※2校の職員室と長坂コミュニティ・ステーション、デイリーストア日野春店には「高校生無料優待券」をおいてあります。
※18時15分からのトークとミニライブも、ぜひ聞いていってください!
※16時からの回に間に合わなくても、途中入場できます。19時半からの回の途中退場も可能です。通学に無理のないように、いらしてください!